Blast.

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「風に乗って」


ここまでかな…
瓦礫の下敷きになり抜け出す体力が無くなった頃

どこからか赤くしなやかな羽が1枚飛んできた。

「諦めるなんてらしくないんじゃないの」

その羽は1枚で人ひとり運べるパワーがあって、
私は瓦礫から抜け出すことができた。

ふわっと空に浮かぶ感覚は初めてで
全てのものが小さく見える
頬を切る風が心地よくて。

1枚の羽の正体は
大きな翼の一部だった。

あぁ大きな翼だな。
私もこんな風に人を助ける人になりたいな。

4/29/2026, 11:10:49 AM