五味川純

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好き嫌い

舌がこえてくると昔のものは食べられなくなると言う。それは感覚が磨かれてきたと言うことかもしれない。歳をとると食べ物に一層こだわりを持つようになる。昔は好んで食べたものでも、今は食べられなくなっていることもある。これは舌の感覚が日々上達している証拠だろう。だからと言って必ずしも高価な食品ばかり食べる訳ではない。地元の食材や季節にあった食べ物も素晴らしい味わい持っていることが多い。年齢を重ねることによって本当に美味しいものが分かるようになる。舌がこえたからこそ、新しい味わいを探し求め、今まで知らなかった料理に舌鼓をうつことが出来る。食への探究心は食生活を充実させ、人生を楽しいものにしてくれる。

6/12/2023, 5:27:21 PM