「ぐふふふ」
横にいる彼女は変な笑い方をする。
「その笑い方やめてくれる?正直鬱陶しいよ」
僕は優しいので素直に彼女に教えてあげる。
「だって高橋くんに勉強教えてもらえるほどレアなことはないんだよ?で、私にいつもの笑い方に戻ってほしいとでも?」
「正解だよ」
彼女は諦めていつもと同じようにふふっと笑う。
「ていうか毎回毎回なんで僕なの?水族館だって友達が沢山いる君は他の人誘えるし、今日だって一番頭いい榊くんとやらに教えてもらえばよかったじゃん」
疑問をすらすら言いすぎて息が切れた。
すると彼女はいつもの明るい笑顔でこう言った。
「だって…私にとって高橋くんはかけがえのない存在だから…ね」
僕は今日まで恋心を密かに抱いてきたけど、もしかしたらもう隠さなくてもいいのかもしれない。
やっぱり、僕は。
君に恋してる。
『溢れる気持ち』#高橋くんシリーズ
2/5/2026, 11:26:56 AM