yuhi

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あなたは特別な存在、と彼に告げる。同じように返してほしいのだけど、彼は「ありがとう」と答えるだけだ。

しびれを切らして、「ほれ、ほれ」と手を動かして催促をする。彼はそれを察して「ああ」と言い、続けた。

「君は、特々別な存在」

「なんか、お得感があるんだけど」と不満を口にしたけれど、

「そりゃあ、君に出逢えた人生だもの、めっちゃ得してるよ」と言うので、悪い気はしなかった。

うまく丸め込まれてる気がするけれど。

3/24/2023, 3:38:42 AM