年越し蕎麦を食べ忘れたことに気づいた
あと40分程で日付が変わってしまうが、今年は自分以外の家族がみんなで帰省してるのでどうせ1人だ
茹でるのも面倒なので諦めることにしよう
切れやすい蕎麦を年越し前に食べることで悪縁を翌年に持ち込まないようにする、なんて話を毎年祖母がそばを茹でながらしてくれていた
まぁ、今年は祖母の家に行かなかったから蕎麦を食べられなかったのだけれど
ブロックハムを切りながら今年の悪縁について考えてみる
……見なかったことにしてる面倒事がいくつか思い当たる
うん、まぁ、きっと来年からもまた見ないふりをし続けるのだろう
切れ端のハムをつまみ食いするとお酒が進む予感がする
グラスに残るジンバックを飲むがハムのブラックペッパーとジンジャーエールの甘さが合わない
壊滅的に合わない
新しくジンソーダを大人しく作ることにする
ライムがあればジンリッキーだが、あいにくそんな素敵なものはない
レモン汁でも垂らしてみるか?いや、やめておこう
足元で頭を擦り付けてくる猫を撫でながら、ハムとお酒を楽しんでいるといつの間にか日付が変わっていたらしい、友人達から連絡がきていた
『あけましておめでとうー!✨
今年もよろしくお願いします😁』
『あけましておめでとう😊
今年もよろしくね〜』
『あけましておめでとうございます!
こちらこそ、今年もよろしくお願い致します🙇♀️』
ふーむ、さて、どう返したものか……
こういうとき、内容は同じでも文面が被らない方がいいのだろうと思うが、なんせ自分を含めた5人のグループ、レパートリーもなくなるものだ
こんな風に送る内容を考えすぎる時点で気の置けない友人と呼べるのか、と疑ってしまう
そもそも今年から、いや、来年度からは社会人となる身の自分たちが今年1年よろしくしているとさえ思えない
はぁ、2025年もこうやって人間関係や連絡の文面ごときで悩み続けるのだろう
まぁ、悪縁が切れていようと切れていまいと、悪い1年にはきっとならないのだろう
そう祈っておこう
〜良いお年を〜
12/31/2024, 7:06:40 PM