自分と全く逆の性質や性格を持っている人のことというのは、逆に、とても深く理解することができるのだと思う。
だから僕は、彼のことを、望んではいなかったが誰よりも理解していた。
それは彼も然りだったのだろう。
だから僕らは、お互いに目を合わせずに、避けて生きていた。
だから、この不思議な世界に入って、初めて会った───この不可解な状況下で、おそらく自分以外の唯一の人間であろう相手が、彼であることに、お互いに気まずさを感じていた。
だが、話さなければ始まらないのだ。
僕は口を開いて、彼と初めて目を合わせた。
1/8/2026, 4:40:24 PM