電車の発車ベルが鳴ると、キミとの時間が終わる。「またね」「うん、気を付けて」それまで繋いでいた手が離れると、楽しい時間は終わりだよ。と告げるように、扉が閉まる。「バイバイ」手を振るキミに、僕も笑顔で振り返す。けれど、何回やっても、離れる淋しさに慣れることはない。「…頑張ろう」今はまだ、キミと一緒に暮らす自信がない。でも、離れなくてすむように、明日からまた仕事に励もうと思った。
12/21/2024, 7:32:11 AM