余・白

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私は、あなたに憧れていたんだと思う。

あなたの言う
「いいんじゃない?」に
あなたの言う
「君はどうしたいの?」に
あなたの言う
「そんなことを言ったら、君のことを好きな人が悲しむよ」に

ずっと、ずっと居場所を感じて生きてきたのだと思う。


苦しくて、切なくて、
でも嬉しくてたまらなくて、安心して、

気づけば弱みを見せてしまうあなたのことを
私は心から好きだと確信していたのだと思う。

否定もせず、遠ざかりもしない。
けれどそこには、簡単には越えられない透明な壁がある気がいつもしていた。

その壁を越えたくて、もしかして私なら越えさせてもらえるんじゃないか。そんな気がして。

追いかけて追いかけて、
近づきすぎて、追い越して、
振り返った時突然小さく見えたあなたに
私はひどく驚いたの。

8/24/2024, 2:23:25 PM