心の迷路
―優柔不断の人は心配性なんだと思うの。
―そうかな。僕は心配性ではないんだけれど。
―…フフッ。それはちゃんと否定するんだ?
嘲笑する君に僕は言った。
―じゃあ、優柔不断ではない人は自己中って言われたら納得するの?
―納得するよ。だって、自分の性格を全て自己判断してはいけないでしょう?
君の言葉はなぜか説得力があった。
―でも、必ず自己中ではないでしょ?
―それはそうね。つまり私は自己中ではなくて、君も心配性ではないということ?
―そういうこと。…なんで急に優柔不断の人が心配性だと思ったの?
すると君は困惑した笑みを浮かべ、
―さぁ。忘れちゃった。
と、涙を浮かべた。
11/13/2025, 9:29:58 AM