夢幻劇

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さよなら、バイバイ。


いつもの「またね」を言ってくれると思ったのに。“また”があると思ったのに。まだ、隣に入れると思ったのに。

君が放った別れの言葉からは、「もう会わない。」そう言われた気がした。
実際そう思われていた、と思う。

それがわかっていても、引き止めることはできない自分が悔しくて悔しくて、情けない。


「うん、さよなら。じゃあね、」
―さよならなんて言いたくないけど。


どうか元気で。可能ならば、もう一度。


【別れ際に】

9/29/2024, 11:28:00 AM