今日は好きな人と会うから好きな人の為の格好をしようとしてた。しようとしていたが、あいにく前日まで風邪寝込んでいて服とかも特に買えず美容室を予約する余裕すらなかった。今悔やんでもしょうがない。と思いつつも親友に電話した。
「ねぇねぇどうしよう。」
親友は溜息をつきながら聞いてくれた。
「なんでしょうか。お姉さん。」
「今日さ、好きな人と会えるのにさぁ、なんっにも準備できてないんだけど!?」
「アホじゃん切っていい?」
冷たくあしらわれて切られそうになってしまう。あーもうどうしようと思いながら必死に頭をフル回転させていると、
「もう馬鹿なこと言ってないで黙って自分に1番お気に入りの服着てこい。あんたの1番可愛く見える格好で挑めばいいでしょ、髪型とメイク私やるからさ。」
「流石ズッ友ありがとう!!!」
「ふっる。はいよ。」
好きな人のタイプにばっかならないといけないと思ってたけど、自分自身で勝負するのもありだなって思い1番お気に入りのワンピースを取った。
2/18/2023, 5:39:07 AM