John Doe(短編小説)

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誰よりも、ずっと


青い石畳の街角で

そこに貴方はいた

小さな噴水のそばに

水しぶきをうけて輝く貴方がいた

レンガ造りの街で

朝か昼かわからない空間で

光を浴びた貴方の姿は眩しかった

誰よりも、ずっと。

風のざわめきが、街をすり抜けていく

貴方は繊維のようにほつれて

とおくへ行ってしまった

4/9/2023, 1:37:47 PM