別れ際に
いつもの帰り道、いつもと同じ景色、いつもと同じ君の隣。
いつもコンビニに寄って肉まんやアイス、ジュースなんかも2人で分け合いながら他愛もない話をしながら帰る。
今日は何だか様子がおかしい。コンビニにも寄らないしいつもの他愛のない話もない。何かあったのだろうか、心做しか元気がないように思える。聞くことが出来たら明日でも聞いてみようか。僕らに明日なんてないのかもしれないけれど。
もやもやしながら歩いているともういつもの分かれ道に来ていた。君は僕に向かって言う、「また明日な」って。
でも今日は違ったみたいだ。
「じゃあ、気をつけて帰れよ。さよなら。」
ああ、君と僕に「また明日」はないんだね。
9/28/2022, 11:57:22 AM