1つ、また1つと、夜空に輝きが増えていく。疲れた体をどうにか動かす帰り道。立ち止まって見上げると、星は数個しか見えなかった。街灯に邪魔されて見えない光は、まだまだ無数にあるはず。しかしここで探しても見つからない。たしかに宇宙には存在しているのに。私に見えなくても、自分のあるべき場所で堂々としている星。ゆっくり深呼吸をして、歩き出す。また明日も、私にできることを私なりに。
4/5/2024, 4:48:56 PM