人生疲れたちゃん😵‍💫

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閉鎖病棟の窓から見える景色はいつも殺風景だ。
唯一下界と繋がっていると言えるベランダも、洗濯物の物干しスペースと僅かな植物が見えるだけで、行っても全く気分転換にならない。まさに籠の中の鳥…その言葉がしっくりくる。閉鎖病棟といえど、任意入院の患者には解放措置を取っているらしい。私はここ最近、医療保護入院ばかりで約1ヶ月間外に出られないこともあったから、自由で時間の融通が利く患者を羨ましく思った。
医療保護入院になるということは、「頼むから入院させてくれ」と家族が先生に泣き付いたということである。私の場合は躁転、解離し、母を殺すと騒ぎ立てたため、警察車両で病院まで行ったのだ。普通警察沙汰になれば措置入院になるのだが、何故かそれは免れた。措置入院になれば最低3ヶ月は入院していなければならないし、確実に急性期病棟から慢性期病棟行きである。慢性期病棟は医療費が安いだけあって、看護師の数も少ないし、急性期病棟のような手厚い看護が受けられない。何十年と入院している患者もいて、患者同士の絆というか連携が強い気がした。私も慢性期病棟に約4ヶ月居たが、環境に適応出来ず、ストレスにより入院当初から6kgも痩せた。ダイエットという点においては成功したと言ってもよいが、決して健康的な痩せ方ではなく「摂食障害」のそれであった。退院した今も摂食障害に悩まされており、体重はほぼ元に戻ったものの、嘔吐と下剤乱用が辞められずにいる。
摂食障害も解離性障害も、一生治らない病気であると、看護師と主治医に言われた。規則正しい生活を心掛け、服薬し、決してキャパオーバーになるようなことをしない…それが主治医から課せられた課題だ。それでも駄目なときはある、そんな時は病院に頼ってもよいのだ。また急性期病棟に入り(退院してから3ヶ月経たないと入れない)、心身共に休養すればよいのだ。病院を上手く利用しながら、これからも生きていく。

8/2/2023, 2:29:54 PM