いつだって君と話すのは楽しかった。
「明日の国語って小テストあったっけ?」
「今なにしてる?」「あの漫画最高だよね!」
なんでも話せる数少ない異性の友達。
でも徐々に引かれていった君の笑顔。
誰にも取られたくなくてLINEを開いた。
「好きです」
送信ボタンを押すのに何分使ったか。
送った後に携帯を裏返して天井を見上げる。
少し経って携帯が鳴った、直ぐに携帯を手に取り通知を見ると君からだった。
初めて君からのLINEが怖かった。
「明日直接聞きたいな」
どちらとも取れる、けれど拒絶ではなさそうな返答。
明日、面と向かってちゃんと言おう。
「君が好きです」
9/15/2024, 6:38:42 PM