『おもてなし』
裏があるからおもてなしなんだよと誰かが言った。
それでいうと、私は裏なしかもしれない。
うらもおもてもない。正面から見たままだ。
心からの真心を、裏なしのおもてなしをいたします。
/10/29『おもてなし』
心に燻った焔が消えない
「どうしてそんなところにいるの」
「誰といるの」
「どうして私には言えないの」
「どうして私も連れて行ってくれないの」
一度点ってしまった焔は息を吹きかけるくらいでは消えてくれない。
ぼうぼうと細いろうそくの上で怒り狂ったように暴れながら、灯火が揺れている。
私の心の焔。
恋している彼に嫉妬して、勝手に点いて燃えている。
彼を好きになればなるほど伸びるろうそくは、恋と嫉妬の焔が絶えず灯っている。
/10/27『消えない焔』
なぜ「生きて」いるのか
「自分」とはなんなのか
手のひらを見つめているこの「意識」はなんなのか
考え始めると
ボーっとして「自意識」がどこか別のところにあるように思える
もしかしたらここにはないのかもしれない
「生きている」とはなんなのか。
ふとした時に終わらない問いが始まる
/10/26『終わらない問い』
10/29/2025, 12:54:53 AM