世界に色がついて見えるとしたら、どのような色に見えるだろう。どのような色を望むだろう。
視界に映る色が己の人生とイコールで、虹色の、パーフェクトな人生を願うのだとすれば、そんなものはあるはずはないと、夢物語だと思うだろう。
そうやって人生に例えるならば、視界に映っている色が単色でも、きっと視界を広げれば他の色が目に入るかもしれない。
傍から見れば単色に映る人物も、本人にとって目の前の景色は、その人物が抱く夢のように明るく、その色を掴もうと足掻く腕にはまっさらな筆が握られているかもしれない。
そのように考えるならば、きっとこの世界はカラフルだ。遠い星の誰かにとってモノクロに染まったものだとしても。
テーマ:「この世界は」
1/16/2024, 5:12:53 AM