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 君のスマイルは、いつだって僕を不幸にしてきた。

 与えられるから、奪われる。幸せがあるから、不幸になる。

 そうして全てを拒絶した僕を、君は何度拒否されようが構うことなく話しかけてきた。

 君を中心にたくさんの人が集まってきて、いつしか僕は抱えきれないほどのものを持っていた。

 それを無くすのが、怖かった。ずっとずっと、それを失うのを恐れていた。

 ほらやっぱり、僕は不幸になった。

 シワが刻みこまれた手、段々とかたく冷たくなっていく君の微笑みに、僕は声を殺して泣いた。

2/8/2023, 12:14:32 PM