君を迎えに行く、そう約束したのに、一向に姿を確認出来ない。どうにも彼女の言葉が引っかかる。私を探さないでと、僕は本当ならこんな場所にふさわしくないのかもしれない。そして君にも、でもどうしても諦めることが出来なくて、つい姿を追ってしまう。見つけた!姿は遠いが間違いなく君だ。そして、どうやら彼女も僕に気づいたようだ。僕は、駆け出す。しかし君は踊るようにその場から抜け出し、僕の方を見ようとはしない。鐘が鳴る、ついに彼女は見えなくなった。
9/7/2024, 10:09:54 AM