星蒼楼

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夢を見ていたい

いつの間にか夢を見なくなった。
少し前までの自分は、身長も、人としての器も、何もかもが小さかった。それなのにバカみたいに大きな夢を、何個も何個も溢れるほど抱えていたものだ。
それは時が経つにつれて身や心の成長と反比例するように小さくなっていき、やがて夢を見ることさえ忘れてしまった。

人間というのは欲のある生物だ。現実ばかりを見て欲をかかなくなってしまっては、それは生きていると言えるのだろうか。
あの頃の、たくさんの夢を見ていた私は一体どこへ行ってしまったのか。
いつまでも夢を見ていたい。

1/13/2024, 3:50:39 PM