─パラレルワールド─
ドアを開けると僕が立っていた。
君は、「違う時空、パラレルワールドから来た」と話した。
パラレルワールド、分岐してできた並行世界。つまり、僕がいる"地球"以外の別の地球で、並行して存在している別の僕がいる地球、、ということだ。
意味がわからなかった。なんで別の地球と僕の部屋のドアが繋がったのだろう。
別の僕は言った。「今僕がいる地球では大変な事が起こっている。助けてほしい。」と。
僕は頷いた。
すると別の僕は「ありがとう。でも同じ世界線に僕が二人いてはいけないから少しの間だけ入れ替わってほしい」と言った。
僕は断ろうとしたが大変な状況の別の地球に別の僕をまた返す訳にはいかなく僕は了承し、ドアノブを握った。
「少しの時間だけでいいんだ、帰るときはまたこのドアを開いておいで。」と言われ別の地球へ入る。
少し見回していた数分後鍵が掛かる音がした。ドアを開けようとドアノブを回して引くがびくともしない。
閉じ込められた。この別の地球に。もうこのパラレルワールドから元いた世界へは帰れない。
ドアが消えた。
君は何を思って僕と入れ替わり、僕がいた安全な地球を見て何を思ったのだろうか。
とりあえず、帰りたい。
9/25/2025, 12:52:37 PM