好きなもののどこが好きかって聞かれたら
戸惑って好きなものを好きじゃなくなる。
好きに理由なんかいちいち付けないから
今すぐ理由を考えなきゃいけなかったから。
でもその理由は
なんだか違う気がして。
好きが好きじゃない気がして。
上を見上げたら
列車の通るところが丁度見えて
あれみたいに真っ直ぐで
役目を全うできたらなーって毎回思う。
池の浅いところを道なりに
ちゃぷちゃぷと音を立てながら歩いていくと
紅葉の木が立ち並んで
私を慰めてくれた。
泣きながら木にすがる私は
見たくないほど哀れだったけど。
4、5年前に勝手に植えた紅葉の木。
まだまだ小さいけど
私の支えになってくれた。
好きなものに理由をつけて
好きになれるまで、
多分私はここに通うし、
ここにずっといたいって感じると思う。
夜もきっとこの紅葉は生き続ける。
"Good Midnight!"
夜空を駆ける私の好きな列車は
見れば見るほど綺麗で。
2/21/2025, 4:13:35 PM