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謙虚で、素直な君が好き。


そう言って、彼がくれた金木犀の花。
なんでもない日でも花束をくれる。
たいせつに、たいせつに。

彼はとても、魅力的なひと。
金木犀の香りのように、一度見たら忘れられない。
それだけ、美しいひと。

鼻歌をうたいながら、花瓶の水を取り替える彼。
嬉しそうに、私に笑顔を向ける彼。
上手に写真を撮れて、こどものように無邪気に喜ぶ彼。


そんな姿を見ながら、
中途半端に読まれた本を、ひらいた。

この金木犀、しおりにしたいなあ。
忘れないように、日付も書かなくちゃね。

忘れたくても、忘れられない秋のひととき。

11/4「キンモクセイ」 8

11/4/2025, 11:53:55 AM