私の愛しい六畳の部屋。寝台に本、文机に服、原稿用紙に鉛筆に、触る暇なき楽器たち。夜を仕舞った六畳の部屋。今朝も日の出の杏の色が、波間のように差し込んで、私を放す蓋が開く。「六畳の部屋」
6/4/2024, 3:01:06 PM