星
無数に光る星の中
一際大きく、ちかちかと目が眩むほどぎらぎらと、
眩く強く光り輝き照りつけ、
目を奪うはプレアデスの星団、通称すばる。
誰もが見失ってしまい諦めたというのに、僕だけは諦めようとしなかった。
強い輝きに目が眩んだときの、あの感覚が諦めさせてくれなかった。
その感覚を忘れることなく、決して諦めず、
僅かな星のかけらを追いかけ続けることこそが、
それだけが、僕が僕の心を保つ唯一の方法だったのかもしれない。
──────
時が流れ、もう用の無くなったその感覚。
でもやっぱり全部忘れるなんてことはなくて、
今でも僕の中にこびりついて離れない。
それどころか定期的に更新されている気さえするけれどね。
3/11/2025, 3:48:25 PM