ミッドナイト
午前0時を過ぎるとき布団の中で息をころす。体に侵入する重い空気を纏った怪物から長い間逃げている。また日付が変わってしまう。もう朝を迎えたくない。わずかな時間に現れ、その存在だけ残していく怪物に飲み込まれる。
寝ることができずにいる夜はカーテンを開けて恐怖を紛らわす。まだ消えない街の明かり、通り過ぎていく車の光、近づいて遠のく人の話し声。生きているという空気を体に抱えて、怪物の持つ空気に対抗する。午前0時をいつのまにか過ぎ、冷たい空気が体中に行き渡ったら私の勝ち。
1/26/2026, 10:50:58 AM