善悪「何が良くて何が悪いのか私にはもう分からない。どう伝えた所で受け取り手によって変わってしまうのだから」窓から空を見ながら、寂しそうな目で先生が独り言みたいにそうつぶやいた。僕はすぐに何かを返せず言い淀む。そんな僕に先生は優しく笑う。「人の善悪の基準は、ただの好みなのかもしれないね」夏の日が先生を包む。眩しくてどうしようもなくて、そして何故だか泣きそうになった。日々家▼間違えて途中で上げていました。すみません。
4/26/2024, 11:44:42 AM