全て壊れてしまいそうなんだ。この世界も、心も存在も。この世界には僕ときみの2人だけなんだ。
僕のことを知っているのはきみだけだった。僕に戸籍はなかった。だから、きみが僕を知っている事だけが僕がこの世に存在した証拠だった。でもきみはいなくなった。
つまり僕は死んだ。この世に存在しないのだから。生きているのに存在しない。不思議だけどそれが今の僕。
きみはどこに行ってしまったんだろう。最後に会ったのはいつだったかな。どれだけ時間が経ってしまったんだろう。僕が覚えているのは、きみの誕生日と、名前だけ。
名前を呼んだら、きてくれるかな。でも、存在しないのにどうやって会いに来てくれるんだろう。もう会えないのなら、僕がきみを探しに旅に出るよ
6/26/2023, 3:18:22 PM