土俵に上がる。 ようやく、この場所に辿り着いた。 目の前には、鍛え抜かれた体に廻し1つを身につけた親友が――好敵手が立っている。 ここからは、俺の全てをアイツにぶつける。 余計なものを全て削ぎ落せ。 奴に対する熱を高めろ。 より冷徹に。そして、より熱血に。 己を練り上げろ。 さぁ、始めよう。 お前を喰らうのは――俺だ。
7/25/2024, 8:31:08 AM