ただ、いっしょにいるだけでよかった。
あまりわらわない、おれよりすこしちいさなきみ。
きみが来てくれて、ほんとうにうれしかった。
もうひとりじゃないと思った。
でもごめんね。
きみはおれとなんて、いたくなかったよね。
おれがはなしかけた時、いつもすこしいやなかおをしたの、きづいてたよ。
かなしかったけど、見なかったふりをしてまた話しかけた。
なんども、なんども、なんども、なんども。
だってきみもひとりだった。
ひとりぼっちでここに来た。
へやからでない。だれとも会わない。しゃべらない。
ならきみも、おれとおなじくらい、かなしくて、さみしかったでしょ。
それに、たとえ好かれていないと分かっていても、だれかのそばにいたかったの。
すこしずつ、すこしずつ、おへやから出てきてくれたきみ。
目があっただけできんちょうした。
はじめてわらってくれたときは、おもわず大きな声をだしたから、びっくりさせちゃったよね。
おれのあとについてへやを出てきてくれたの、すごくかわいかった。
手をつないだときは、泣きそうになった。
いっしょにふとんにはいると、たのしくて、くすぐったくて、でもなんだかとてもあんしんした。
だいすきだ。
だいすきになりたくて、だいすきになってもらいたくて、
いつしかほんとうにだいすきになったきみ。
きみもおれのこと、おれとおなじくらい、だいすきならいいのに。
そばにいるその子をぎゅっとだきしめると、あたたかくて、しあわせなきもちになった。
いきなりぎゅってしたから、ちょっとだけびっくりしたこえがきこえたけど、気にしない。
にこっとわらいかけると、とまどいながら、きみもにこってしてくれて。
どうしたのってきいてくれて、おれを見つめてくれる。
たいせつなたいせつな、おれだけのともだち。
あしたもあさっても、ずっといっしょにいられたらいいな。
4/16/2026, 2:15:09 PM