前、お正月にいとこの女の子と会った。
その子は自分より2つ下で、学校の部活はバドミントン部に入っているそう。
その話になるといつもこう言うんだ。
「別にバド好きじゃないのに」
好きじゃないのになんでやってるの?って聞いたら
「なんかの部活には入ってないと仲間はずれにされるし、暗いと思われちゃうでしょ?そんなん絶対にやだもん!」
確かに…と納得してしまう自分がいた。
話を続けているとどんどん不機嫌になっていって、
「しょーじき、部活の子好きじゃないんだよね。みんないちいちうるさいっていうか…なんか鬱陶しんだよね」
そう言った瞬間頭の中が、ガツンッ、て来た。
この感情はなんだろう。怒りと悲しみと悔しさの合体したような重い、重い感情だった。
私は美術部に入っていてそれなりに友達はいるけど、あのキラキラとした人たち、スポーツ部の人たちに憧れていた。常に学校生活が楽しそうで自分もあの中に入りたかった。どうしてこうなってしまったのだろうと苦しくなることもあった。
「もうさ、つねに神経すり減らすの。リーダータイプの女子がわがままでさー、ただでさえ試合で集中すんのにって感じ。」
やっぱりすごく羨ましいんだ。
すごく羨ましくて、悲しくなる。それに、友達相手にそんな言葉使っちゃだめだと怒りたくもなる。
どれだけ好きじゃないこともだとしてもできるだけ悪口は使わないでほしいと思った。
「うん、そっかー、そっちも大変だよね。」
でもまだそれを伝えることができなかった。
3/26/2024, 1:18:59 AM