この先どんな人生でも。あなたがいたなら、とだけは言わない。山の奥に夕日が落ちていく。黒い山の影と赤い雲の輝き。光に透かした手には浅い皺。この空ほど私はまぶしいだろうか。もう人生の斜陽なのか。それともまだ、斜陽なのか。叶えたことは少ない。叶わなかったことならいくつでも。それでも日は落ちていく。一番美しい光を放って落ちていく。太陽は一人で輝ける。あなたがいなくても、私は幸せになる。だから、生きていける。題:たそがれ
10/1/2024, 12:00:53 PM