こわれたセルロースのにおいで
かさぶたの上から手のひらを切った。
ぺら、と捲った。
ぶわっと拡がる目の前に
反比例して足元覚束無いだけ。
いくらかカレンダーにバツ印。
日銭を落っことしてしまってさ。
収まらない腹の音は
矮小なわたしを責め立てるから。
そのうち、灰被って
なんもかんも味しなくなって。
揺らいだ刺激的極彩、超常であった。
「赤」が誘うように、居た。
向かえば迎え。向かってゆき、蒸発。
……したような気がした。
世間が煤に近づいたのは確かでした。
4/18/2026, 3:32:30 PM