【Kiss】
私は映画が好きだ。
わりとどんな映画も観ていると自負している。
流石に評論家どもには勝とうとなど思っていないが、そこら辺の野良映画好きよりも映画が好きと言ってもよい。
子どもの頃などは地上波でも映画が流れており、キスシーンは気まずい思いをした。
洋画ではよくキスシーンがあるのだ。
恋愛映画はまああって当たり前である。
とりわけ内容のないアクション映画などは無駄にラブシーンが多い。
ホラー映画も必須である。つまらないホラー映画には顕著だが、ホラーシーン以外で見せ場を作らねばならないという理由がある。
なんとか観客の興味を惹くためという配慮があるのだ。
あとはヨーロッパ映画であろう。
日常生活でキスがよくあるようで、挨拶がてら軽いキスをするのは定番なのだ。
日本でそんなことをすれば殴られる。
殴られるで済めばよいが、捕まる恐れもある。
ヨーロッパ人のふりをしても無駄である。
文化とは不思議なものだ。
ヨーロッパでもとりわけフランス、イタリア辺りではよく見るが、ドイツやポーランド辺りはどうだったか…。
ヨーロッパでも文化が異なるため、ここは注意しておきたい点である。
フランスといえば私のなかでは、エリック・ロメールの映画のような人たちが多いと勝手に思っている。
恋愛に奔放でいくつになっても恋愛を楽しむ。
自分に自信があり、勝手気儘な姿は羨ましく思える反面、一種のだらしなさも感じさせる。
自由奔放なので後々面倒なことに巻き込まれたりもしていくのだが。
フランス人の恋愛のカジュアルさを感じながらも、同じ空の下誰もが恋愛をしている。
そう考えると微笑ましく思えてくるのだ。
たったひとつのキスでも、色々な意味が含まれている。
そこを口で語るのは野暮ってもんである。
まあホラー映画のキスシーンに意味はないことがほとんどであるが…。
2/4/2024, 12:26:11 PM