七海 和美

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お題「物語の始まり」(雑記・途中投稿)
夜はまだ苦く、まだ若かった。……間違えている気がする。
作者名忘れたけど推理小説「幻の女」の冒頭。
海外の名作推理小説の読者投稿結果を紹介する本で、これが多分唯一冒頭を引用されていたから、推理小説では有名なんだと思う。
同じ本で紹介されていた本を何冊か読んだけど、確かにここまで印象に残る書き出しはなかったなぁ。
……何冊か読んだんだけど、結構ハズレが多くてショック受けてはいる……。「幻の女」以外は中古だけど全部買ったのに。いや積読しているのは買ってないのもあるか。(親の蔵書が何冊かあった)一番最近読み終えた「深夜プラス1」とか名前が最後までごちゃごちゃだったし。でもまだマシな方だった。
「さむけ」はさっぱり良さが分からなかったし、(どんな話だっけ?)「長いお別れ」は中だるみも酷かったけど最後が微妙だった。
ディスクン・カーは紹介されていた作品じゃなくて同じ作者の他の本を読んだし。(「皇帝の嗅ぎタバコ」は良かった!)

……この推理小説の話、何回か書いた気がするんだよなぁ。特に長いお別れについて。(前半は良かったけど叙情的だし断じてハードボイルドではない)

「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」とか読んだ事もない名作が出てくるけど(川端康成「雪国」)枕草子の書き出しは「春はあけぼの」で合っているんだろうか。「月日は百代の過客にして」とか「ひぐらし硯に向かいて日々のよしなし事を書き綴れば」とかみたいな序文があるのかないのか。「伊豆の踊り子」とか読んでみたいなぁ。たまたま伊豆に行った時に銅像だけ見てしまった。
どこかのお題で冒頭部分だけの話も書いた気がする。
「いづれの御時にか」は「昔々、あるところに」で始まる昔話が多かった時代に「いつかは分からないけど昔ではない」という意味で革新的な書き出しだったと聞いた覚えがある。……一応書いておくと「源氏物語」ですよ。

物語の始まり……本を読んでなさすぎて思いつかない。今日読み切ったのは「暗号解読」の上巻だし。(上下二巻構成)ドイツのエニグマとチューリングが出てきてときめいた。

……逆に終わりもあるよね。長いお別れは「警察官と友達になる方法はまだ知らない」だっけ。読み終わった時びっくりした。
「私は貝になりたい」も終わりだっけ? (失楽園)全然読んだ事ないけど。
幻の女は尻切れトンボだから微妙だった。いやこの話も書いたな。

物語の始まり……うーん。

4/18/2025, 11:51:19 AM