鋭い眼差しも、不器用な性格も、ぎこちない笑顔も、愛の言葉ひとつも紡げない唇も、時々は寝ているその髪も、なんて先も先を見据え考える頭も、私を見つめるその瞳も、その全てが、さらさらと手から溢れる砂のように消えていく…こんなにも、人の記憶力を恨んだことはない。ここで息をしてる自分にも、この世界の全てにも…
10/15/2023, 12:45:54 PM