高く高く鳥が、風船が、煙が、風で舞い上がった木の葉が、あなたのその澄んだ声が。高く、高く、どこまでも遠くへ上っていく。私のことなど気にも止めずに、ひたすらに遥か遠くを目指して。きっと、僅かでも私のことを思い出すことはないのでしょう。それでも私は、ここに独り残された私は。胸に残るその美しさを憶えていよう。
10/14/2023, 12:12:13 PM