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《 声が枯れるまで 》

声が枯れるまで

叫びたい。

私の胸の奥の中の本音を。

「あなたなら大丈夫でしょ?」

「〇〇が一緒なら安心!!」

そんな言葉を私にかけてくる。

私の何を知っているの??

学級委員なんて

私に出来ないのに、

当たり前かのように任せてくる。

学年代表だって、

私の他に希望している子がいたよ?

それなのに私がやらされる。

こんなやる気のない私より、

断然、

立候補した子にやらせた方が良いに決まってる。

「生徒会もやってみない?
職員室でその話題が上がったのよ!」

そんなのやりたくない。

生徒会の立候補者だって、

私が立候補しなければ

人数がぴったりで、

誰も落選せずに済むのに……



勝手に勘違いしてる。

私を都合の良いように理解してる。

私はそんな模範的な生徒でも、

完璧に何でもこなせるような器用な子でもない。

勉強だってできないのに、

「どーせ出来るんだから」

って言われるだけ。

私の何を知ってるの?

私の点数を見たことあるの??







でも、どれも私のせい。

ちゃんと本音を伝えず、

なんでも引き受けて来たから。

だから私は毎日思う。





声が枯れるまで、

本音を叫べるほど、

強くなりたい

と。

10/21/2023, 12:10:35 PM