鳥に憧れている。
羽を広げ大空を舞う、そんな存在に心底夢を見ていた。
何にも囚われず空を飛び、海も、時に山すらも越える
その姿は自由そのものを表しているように感じていた。
鳥になりたい。と私は切実に思った。
人間関係や社会の理不尽なルールなど全て投げ出して
逃げてしまいたかった。
結局、そんな想いは実現する事は無かった。
残念ながら、そんな私は今日も変わらない日を
相変わらず過ごしている。
鳥が群れを率いて、空を飛んでいるのが目にみえた。
まるで見せつけられているみたいで、自分が惨めに
思えた。
鳥になりたかった、それが夢だった。
私は鳥に憧れている、否、憧れていた。
8/22/2023, 8:49:47 AM