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風に身をまかせ-

22:00p.m.

フラフラとした足取りで、
夏特有の蒸し暑さを放つ外へ、
気分転換がてらに散歩に出ました。
今日は少し家に籠って、本を読んでいたものですから何だか、ここ数日間外へ出ていないような気がしました。
昔から明るすぎる太陽が、僕はどうも苦手でした。あからさまに陰な僕を嘲笑うかのように、いつもいつも僕の前に立ちはだかって、上から見下してくるのでした。

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そんな事を考えていましたら、
無意識のうちに僕が密かに思いを寄せている、貴方の家の前だったのですよ笑
せっかくなので。と思いまして、玄関の戸を叩いてみますと、はーいと聞きなれた声が耳に届いたんです。少し待つと、そこには月光が当たり、いつにも増して儚くみえる貴方が出てきたんです-、


寂しかったのですか-

そうなのかもしれません笑

んふふ笑私も丁度1人寂しかったので、
○○さんに会えてとても嬉しいですよ。

そうですか、それは良かった。
,,,あの、良ければ明日も、また此処へ来て も良いでしょうか。

ええ。待ってますよ、貴方が迎えに来て下さるまで-。


そう言い貴方は、はにかむように微笑み、僕の手を小さな華奢な手で包み込むように握った。耳元が赤く鬼灯のように染まっていたのが、とても愛らしかった。
そして僕は、貴方には一生涯勝てないかもしれないと言う思いを心の奥へそっと仕舞いこんだ。

長すぎるし、下手くそで申し訳ないですわ




5/14/2023, 2:14:49 PM