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『胸が高鳴る』

書店の平台でそれを見つけたとき、上手く言葉にはできないが、頭の中のセンサーが反応した。
所謂、「ピンときた」というやつだ。

今まで、この勘が外れたことはない。
――これは期待できる。

その瞬間から他の本には目もくれず、それをレジへと持っていった。
会計を済ませ、書店を後にする。

ああ、いったいどんな内容だろう。

裏表紙や折り返し部分の内容説明は、敢えて見ずに購入した。

面白いといいな。

私は高鳴る胸をおさえながら、家路を急いだ。

3/20/2026, 4:19:15 AM