たいして美味しい訳でもないのだが、ツクシが好きだ。毎年でもないが春、川辺に生えているのを見つけたら一握りほどになるまで摘み、家に持ち帰って食らう。生では食べない、念の為に言う。 佃煮にして酒の肴にするのだ。醤油とミリンと形容し難いツクシの味、食感。 遠い記憶の祖父等を真似て日向燗でいく。そうすると、ツクシのほろ苦い味と共に、じんわりと染み入るのだ。 ああ、また春が来たよ。テーマ「春爛漫」
4/10/2023, 5:20:05 PM