冬は一緒になれる季節だ。
人と一緒になることはない。服と一緒になれる。そんな季節。
寒い時は布団と一緒にベッドの住民になれる季節でもある。寒さ対策として。
そしてもう一つ、一緒になれる服がある。冬ならではの服と一緒に。
それは、着る毛布。別名としてはガウンとも言う。合っているかどうかは、知らないがね。
毛布の生地にバスローブのような快適性。人によっては冬の間の定番ともなっている。
昔、ホームセンターで2000円ほどの値段で購入した物。数年経った今でも現役で活躍している。
家にいる間は、起きてから寝るまでずっと一緒。
であればいいのだが、さすがにトイレに行くときや、調理している時は脱いでいる。
四六時中、常に一緒にいたいがそれは不可能だ。
しかし、それ以外は常に一緒にいる。予定がない時や、だらだらと過ごす時などは。
アクセサリーを身につけるかのように、着る毛布を羽織る。相棒のような安心感に包まれる。
快適さを味わうかのように。
着る毛布が手放せない。それはもはや依存ではないだろうか。
冬だけの依存。それこそが着る毛布の魅力なのだろう。
さすがに、着る毛布を着ながら、外に出る勇気は無いがね。
それをやれば100%変人である。変人の私から見ての変人である。さすがに私にも羞恥心はある。
もしかしたら、人一倍かもしれない。無意味に目立ちたくはないのだから。
冬の間の私の友であり、相棒であり、依存する対象であり、常に一緒にいたい物。
それが私と着る毛布との関係なのであるーー。
人は誰もが服を着るもの。しかしそれは、人は服に依存しているのかもしれないーー。
12/18/2024, 11:41:10 AM