真夜中にコンビニエンスストアで疲れ切った見知らぬあなたを見る。伝わらない内心でそっとささやくお疲れ様になんの意味があるのだろうかと考えて自分が言われたいのかもしれないと疲れ切った腕でカゴを持ち直した。疲れた顔のレジ係が口角を上げてマニュアル通りの口上を伝えながら手を動かす。帰り道を歩きながら元気なのは星ぐらいだろうかと上を見れば流れ星が落ちていった。星の投身自殺のようだと思ってしまった自分の思考にますます疲れが押し寄せる。ここがビルの上でなくてよかったと発作的な思考をそっと手に持った袋が押し止める。帰って温かいものを食べよう少しは心がましになるはずだからと星に願って家路に向かう。
5/18/2024, 12:55:33 AM