「エプロンの君」
静かな夜に街灯揺れて
一日の終わりを告げるように
重たい足音を引きずりながら
扉の前で深呼吸ひとつ
鍵を回せば広がる香り
あたたかな光、僕を包み込む
「おかえりなさい」と微笑む声が
疲れた心を癒してくれる
エプロン姿の君がそこに
キッチンで立つ、幸せの景色
煮立つ鍋が小さく踊り
君の手が紡ぐ、僕の帰る場所
この瞬間、何もいらない
君がいるだけで満たされるから
ひと皿の温もりに映る愛が
僕をそっと抱きしめる
テーブル囲んで交わす言葉
当たり前がこんなに愛しい
「ありがとう」って伝えたいけれど
その背中見つめてるだけでいい
エプロン姿の君がくれる
何気ない日常の特別
その手が作る小さな奇跡
僕の世界を輝かせるよ
疲れた日々も、この場所がある
君がいるから歩いていける
扉を開けるたび感じる幸せ
僕はずっと守りたい
エプロンの君が教えてくれた
愛はこんなにも静かで深い
今日も明日も帰るよこの場所に
君と一緒にいる未来へ。
1/11/2025, 10:05:55 AM