五味川純

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大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?

流れる雲は真っ白だ。綿あめのよう。昔、お祭りでお父さんから買ってもらったっけ?そう言えば、水飴もなめさせてくれた。七五三になると千歳あめを買ってくれた。懐かしいな。甘いものを食べるとバカになるよ、とは言わなかったが鼻がつまった。鼻が悪い人は頭が悪いと言われた。たしかに頭が重かった。でも小学校で健康優良児の賞状をもらったのであまり気にしなかった。学級委員長もやった。友達もたくさんいた。どうしてだろうか、小学校を卒業すると、他の地区に転校する人が多かった。当時はなんとも思わなかったが不思議だ。わたしのうまれた国についていろいろと知ったのは大人になってから。皆がその秘密を隠していたのだと気づいた。

5/4/2023, 11:38:54 AM