「明日世界が終わるなら」
「もし、明日世界が終わるなら貴方はどうする?」
何気ない質問で学生だと良くある質問、
人生で何度も問われた問に私は決まってこう返す。
「制服を着て、一番星が一等輝くあの場所で、踊りながら世界の終わり迎えたいかな」
「えー…なんか詩的だね。なんか意外かも。」
何気ない質問が次の話題へと移りゆく最中、私は窓に目をやった。
一瞬、何かが一番星の如く輝いてすぐさま消えた。
私は気にも止めなかった。目の錯覚だろうと思って。
次の日、世界も、友人も、私も、誰も、
目が開くことはなかった。
5/6/2024, 10:30:46 AM