朝陽友理奈

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君が中学校を前に転校すると聞いた僕は何て反応すれば良いのか分からなかった
二人うつむきながら帰る帰り道
『そうなんだ…大変だね…』
そんな言葉しか言えなかった
君は少し笑って見せて
『うん…。でも家の事情だから仕方ないよ』
その笑顔が作り笑いだという事は明らかだった
それから数日後君は教室から消えた
残された木製のイスと机だけが君の面影だった
僕はただ孤独を感じていた
本当の気持ちを伝えるのは勇気がいる
でも
それでも
もう一度巡り会えたら君に伝えたい
『君の事が好きでした』と

10/3/2022, 1:59:52 PM