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『もう一つの物語』

○○しなければ、なんて想像を、これまでに何度したかわからない。

選ばなかった別れ道の先は、いつも理想的に輝いたものに思える。

想像上だけの、もう一つの物語。もう一人の私。

そんなものよりはきっと、私が選んだこの一つが私らしさであって。

例え時間を巻き戻せたとしても、またこの道を選びたい、と、最期の時に言えるように。



10/29/2024, 3:48:01 PM